今年から、「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始される。これまで暑さ指数を元に熱中症警戒情報として、熱中症警戒アラートが発表されており、熱中症特別警戒アラートはこれまでで一番高い「広域的に過去に例のない危険な暑さ」となる。暑さ指数は気温や湿度、日差し、地面などからの熱・風などで計算されるもので、熱中症特別警戒アラートは都道府県内の全ての観測地点で暑さ指数35以上で発表される。詳細については、環境省の熱中症予防情報サイトでも確認ができる。日本一暑い町の埼玉・熊谷市では、熱中症特別警戒アラート発表時、公共施設など涼むための避難場所「クーリングシェルター」の開放を義務化するという。去年試験導入した際には、のべ1万6000人以上が利用をしており、今年は市内20か所以上を指定予定だという。また、熊谷市の「横山酒店」では、飲料メーカーと協力し、利用者に麦茶を配布しており、今年は去年の2倍の数を用意するという。また、東京・江戸川区では熱中症特別警戒アラートが発表されたら区役所などの81か所のクーリングシェルターを開放するという。ドラッグストアのウエルシアでも去年36都道府県・449店舗でクーリングシェルターを設置し、今年も実施予定となっている。