- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ 坂下千里子 伊集院光 カズレーザー シュウペイ(ぺこぱ) 松陰寺太勇(ぺこぱ) 那須雄登(美 少年)
今どきの暑さ対策を紹介。ホテル椿山荘東京では雲などと同じサイズの水の粒を発生させて雲海を再現している。宮ヶ瀬ダムでは、年に1度ナイト放流を行っている。平等院では境内にミスとを設置し、参拝客の熱中症対策に力を入れている。新潟では消雪パイプを利用して打ち水をしている。暑さから避難する施設「クーリングシェルター」が増えており、東京タワーでは約100席をクーリングシェルターにした。自動車のショールームや美容室なども協力している。神戸では市が地元企業や地元高専と開発した冷たいベンチが登場。ビルなどの窓には遮熱フィルムが増えている。猛暑対策展では暑さ対策の最新技術が披露された。空調ベッド風眠はマット内部に風が流れて蒸れにくい。電動ファンがつけられるエプロンや気化熱で涼しくするベビーケープも開発されている。リアルタイムで日陰を探せるアプリや日陰駐車場が探せるアプリもある。
約150年前からの気温の変化について。世界の平均気温は1850~1900年平均と比べて1.09℃上昇している。去年は1.45℃ほど上昇した。対策をせず21世紀末になると真夏日や線状降水帯の発生が倍近くになる。また海水の膨張や氷河の融解などで海面が上昇し、沈む島も出て気候難民が出てくる。グテーレス事務は「地球沸騰化」と発言した。気温の高い都市部が島のように見える「ヒートアイランド現象」も原因。エアコンの室外機や排気ガス、熱をため込むアスファルトなどによって熱くなる。熱中症警戒アラートは気温、湿度、輻射熱をもとに算出した暑さ指数で熱中症の危険度を知らせる。暑さ指数が33以上になったときに発表される。2023年には1232回、2024年には668回発表された。さらに今年4月には警戒レベルを一段階上げた熱中症特別警戒アラートが追加された。熱中症警戒アラートが発表された場合外で行うイベントを原則中止にすることを決めた自治体や、運動施設の利用が禁止になる自治体もある。
昔ならではの納涼方法を紹介。打ち水は気化熱が発生するため地面の温度を下げる。日本気象協会が行った打ち水による冷却効果を検証する実験データによると、62.4℃だったデッキに打ち水をしたところ10分後に41.8℃になった。残り湯などを用いて決めた日時に打ち水を行う打ち水大作戦が始まり、毎年推定500万人以上の人が参加している。打ち水が効果的な時間帯は朝と夕方。日中に行うとサウナ状態になり危険。夏の定番ステテコは汗を吸収して乾くことで気化熱が発生。2枚履いたほうが涼しく感じることもある。また28℃に設定した室内で風鈴の音を聞くと体の表面温度が下がったという実験結果も。
日本の夏の定番として怪談があるが、人間は恐怖を感じると心臓に血が集まって細い血管に血がいきにくくなり鳥肌が立つと言われている。ほかにもお盆があるから、暑い芝居小屋に客を呼ぶため水などを使った仕掛けをしたことなどが夏に怪談がひろまった理由として言われている。
昔教室にエアコンはなく水泳が唯一の涼しい授業だった。1998年には3.7%しか設置されていなかったエアコンは、2022年には95.7%。ミストシャワーやテントなどの日よけを設置する学校も。保冷剤付きランドセルや水筒持参も珍しくない。
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- ひんやり背あてパッド文部科学省
学校では着衣泳の授業やライフジャケットの使い方を学ぶ授業も。海などで遭難したらみんなで1つの円を作ると体温が奪われにくい。種子島ではサーフィン授業が毎年開催されている。渡名喜島では幼稚園・小中学生が参加する海の運動会が行われている。
日本は食料を作るのに大量の水が必要なため世界から見ると水不足の国と言われている。「バーチャルウォーター」は輸入した食料を生産するとしたらどのくらいの水が必要かを推定したもの。日本で食べ物を食べることで水が大量に使われている。地球上にあるすぐ使える状態の真水は全体の約0.01%。近年は短時間の大雨が増えそのあと雨が降らないなどの状態で、定期的に雨が降らないと水不足になってしまう状況になっている。
テレ朝夏祭りで番組イベントを開催。
バイデン大統領が大統領選から撤退した。言葉を詰まらせ沈黙したテレビ討論会やゼレンスキー大統領をプーチン大統領と間違えるなど、高齢への不安が広がった。そんな時にトランプ前大統暗殺未遂事件が起きトランプ支持者の結束が強まった。投票日までの4か月という土壇場での撤退は例がない。
バイデン大統領が大統領選から撤退した。11月には大統領選と同時に上下両院の選挙も行われるが、バイデン大統領が候補だと民主党の議員数が激減するという心配が出た。上院は民主党が多数派だが下院は共和党が多数派。上下院で共和党のほうが多くなると民主党の意見は通らなくなる。その後大統領候補になったのが副大統領のカマラ・ハリス氏。選挙資金を引き継ぐことができるのはハリス氏だけだったため、民主党は選挙資金を無駄にしたくないという目的もあった。ハリス氏は黒人・アジア系で、初の女性大統領としての期待もある。