日本救急医学会はきのう記者会見を開き、この夏も厳しい暑さで熱中症のリスクが高まることが想定されるとして、暑い時間帯の不要不急の外出は控えてほしいと呼びかけた。救急の医師らで作る日本救急医学会はきのう熱中症への注意喚起のためオンラインで記者会見を開いた。高齢者や子どものほか、持病や障害のある人、それに経済的な問題からエアコンを使えない人などが特に熱中症のリスクが高いとして周囲の人が健康状態や過ごし方に注意を払ってほしいと訴えた。また、学会として熱中症患者の重症度を見直し、これまで重症と分類されてきた熱中症の患者のうち、体の内部で測る深部体温が40度以上かつ意識がなかったり、もうろうとしたりしている患者を死亡するリスクの高い最重症と新たに分類して、集中的な治療を行うよう提言した。