小倉の“肉うどん”は街の中心部ではなく、意外な場所で愛されているとの情報をゲット。小倉駅からモノレールで北方地区へ向かう。小倉南区北方の住宅街が小倉肉うどんの激戦区。1970年創業の老舗うどん店の「小倉肉うどん」。黒みがかった濃いつゆに麺の上にはサイコロ状の牛肉がたっぷり。すりおろしたしょうがを入れるのも特徴。肉うどんが誕生したのは戦後の食糧難の時期。食肉加工場で廃棄されていた牛のホホ肉などを安く譲り受け肉うどんを作ったのが始まり。その後、肉うどんを提供する店は住宅街で広まっていった。小倉肉うどんのマップを制作した平野優子さんによると、肉体労働で体力を使う近所の若者・子どもたちに栄養をあげたいと近所の方向けに始まったという。現在も小倉地域では40近いお店が味を守り続けている。3年前に肉うどんのお店を始めた村中真奈美さんは小倉肉うどんの魅力を知ってほしいと、門司港名物「焼きカレー」からヒントを得た新メニュー「炙りチーズカレーうどん」を考案。最後に村中さんが作った肉うどんの歌で全力PR。