国の基金は2020年にそれまで年間予算が1兆円程度だったものが11.5兆円にまで拡大し、今日までの4年間で30兆円以上の予算が割り当てられ、基金も約200まで増えている。拡大した主な要因はコロナで、その後政権の取り組みのアピールになるとして過大な規模感で基金が作られていった。基金の財源は主に国債で賄われていて、使い道も決まらないまま増えていることはいたずらに国の借金を増やしていると指摘がされている。また基金の運営には管理費が発生し、中には一切の費用を使わずに管理費のみが発生している休眠期金もあるという。コロナ禍においては主に補正予算案が拡大していき、基金はこの補正予算案を主な原資としている。