重度の熱中症では脳の後遺症が残る場合がある。注意力、記憶力、感情を制御する能力に問題が生じる高次脳機能障害、歩行障害や舌がもつれる小脳失調、飲み物が飲み込めなくなる嚥下障害、パーキンソン症候群などの後遺症を残して生活をしなくてはいけないなどと説明。玉川さんは「暑くて死ぬ認識はなかった。後遺症について恐れなくてはいけない」と話した。三宅さんは「後遺症を避けるために重症化を避けなくてはいけない」と述べた。軽症、中等症でも長く続く後遺症があると、75歳男性、55歳男性の熱中症のケースの紹介。三宅さんは「早く病院に行って後遺症を避ける」「脳の全体がやられるのでダメージが大きい」と解説した。対処するときの注意点を説明。解熱鎮痛剤を自己判断で服用しない。理由は効果が期待できない、脱水状態で服用すると腎障害のリスク高める。大量に汗をかいた時に水だけがぶ飲みは良くない。塩分が足りずけいれんを起こしやすくなる。体内に浸透しづらく尿となって出ていきやすい。三宅さんは「何度も熱中症になるとダメージが蓄積し、後遺症の発生につながる危険性がある」と話す。熱中症予防のグッズを紹介。「アイスハンディファン(4180円)」は血管を冷やすのに効果的。「アイファン クールネック(5478円)」は音がきになるけど犬の散歩のときはいいかもなどとトーク。、「折りたたみファンブレラ(6980円)」は紫外線98%カットし、内側に送風ファンがついている。「日傘クリップファン(2728円)」はどんな傘もリュックにもつけられうなどと進化した商品を紹介。三宅さんは「日傘を使っている。晴れ雨兼用があると便利」と話した。熱中症予防として手の平冷却法の紹介。冷たいペットボトルやタオルやハンカチなどで包んで保冷剤を握るのもよい。三宅さんは「手の方が確実に冷える」という。熱中症になってしまったら、首、わきの下などの太い血管と手のひらを冷やすなどと説明した。