株価が大きく下落した前日から一転、大幅な値上がりでスタートした今日の株式市場。3日、メキシコ・シェインバウム大統領とカナダ・トルドー首相とそれぞれ電話で会談したトランプ大統領は両国の関税引き上げの予定時刻まで24時間を切る中、発動を1か月延期すると明らかにした。土壇場での方針転換の理由は、ディール、取引の成立。違法薬物や不法移民の流入を防ぐためメキシコが1万人の兵士をアメリカとの国境に派遣することで合意。さらに、カナダ・トルドー首相も自身のSNSで国境対策を強化したと強調した。関税を武器に譲歩を迫ってきたトランプ大統領。その交渉術が早速成果をあげる結果となった。
日本時間午後2時ごろ、アメリカは中国からの輸入品に対して予定どおり10%の追加関税を発動した。中国側はこれにすぐさま反応。アメリカから輸入する石炭や液化天然ガスに15%。原油や排気量の大きい自動車などに10%の報復関税を10日から課すと発表した。また、アメリカのIT大手Googleに対して独占禁止法違反の疑いで調査をすることも発表。さらに一部のレアメタルを輸出規制の対象に加えた。ただ、トランプ大統領は3日、中国・習近平国家主席と24時間以内に会談する意向を示していて交渉の余地を残している。
日本時間午後2時ごろ、アメリカは中国からの輸入品に対して予定どおり10%の追加関税を発動した。中国側はこれにすぐさま反応。アメリカから輸入する石炭や液化天然ガスに15%。原油や排気量の大きい自動車などに10%の報復関税を10日から課すと発表した。また、アメリカのIT大手Googleに対して独占禁止法違反の疑いで調査をすることも発表。さらに一部のレアメタルを輸出規制の対象に加えた。ただ、トランプ大統領は3日、中国・習近平国家主席と24時間以内に会談する意向を示していて交渉の余地を残している。