高知県の山奥に暮らす幸男さんに話を聞いた。幸男さんは流通量1%以下の天然うなぎをとる名人だった。1キロ1万円で道の駅に卸している。うなぎの白焼と猪味噌汁を作って振る舞ってくれた。28歳のとき4歳年上の敞子さんと結婚。敞子さんは68歳で間質性肺炎を発症し、高知県内の病院で入退院を繰り返した。幸男さんは山仕事の傍ら、往復2時間かけて病院に通い消灯時間まで付き添った。10年間の闘病生活の末、敞子さんは77歳で亡くなった。敞子さんは亡くなる直前まで絵に打ち込んでいた。
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