国民民主党は政治とカネの問題だけではなく現役世代に向けた経済政策を強く訴えている。消費税を5%に引き下げることや、いわゆる年収の壁を178万円まで引き上げることによる所得税の減税やガソリン減税を訴える。玉木代表は「若者が元気じゃないと高齢者のことも支え切れない」と主張している。現役世代に向けた政策を公約に並べ、例えば働く世代への負担軽減策として75歳以上の医療費の窓口負担を3割とすることも盛り込んでいる。国民民主党は一部議員の離党により公示前の議席は7で、今回は最低でも前回の選挙で獲得した11議席まで戻すことを目標にしている。小選挙区での擁立は41人にとどまり、比例区での議席獲得に力を入れている。玉木代表は「これまでの向かい風が今回そよ風に変わってきた」と手応えを感じている。経済政策を前面に打ち出し選挙戦に臨んでいる。