政治改革に関する与野党の初めての協議がきょう午後、行われる。あさってからの国会で政治とカネの問題にけりをつけたい自民党に対し、野党は企業団体献金の禁止を迫る方針だが、野党内にも微妙な温度差がある。自民党が呼びかけていた与野党協議の初会合には7党が参加し、立憲民主党の求めに応じ、すべて報道公開という異例の形式で行われる。議論は政策活動費の廃止なども盛り込んだ自民党案が土台になるが、焦点は自民党が盛り込まなかった企業団体献金の禁止。ただ立憲などが禁止を強く求めているのに対し、国民民主党は慎重。立憲の幹部は「オープンな形でそれぞれの党の主張を国民に示し、判断してもらう」と話しているが、意見の一致は見通せない状況。