- 出演者
- 後呂有紗 桝太一 高尾美穂 松江英夫
石破総理の緊急の辞任会見を首相官邸の会見室から中継。石破総理は「この度、自由民主党の職を辞することとした。そのため、臨時総裁選を実施するよう森山幹事長に伝えた。そのため、臨時総裁選の要求手続きを行う必要はない。新総裁を選ぶ手続きを開始していただきたい。米国関税措置に関する交渉は私どもの政権の責任に負いて道筋を付ける必要があると考えたが、先週水曜日、覚書の署名が行われ、米国大統領令も発出された。米国完成措置に関する交渉に一つの区切りが付いた今こそが然るべきタイミングと考え、後進に道を譲る決断をした。少数与党でありながら68本中67本の法案が成立した。最低賃金は過去最高額になった。内閣府防災担当の予算を増やし、防災庁を来年度に設立する。コメ価格高騰を踏まえ、令和7年度から増産を進める。万博来場者は2000万人を超え、150を超える首脳会談を行った。トランプ氏と電話対面で会談し、韓国、インドとも実りある会談を行った。地方創生は成し遂げたい事業だが道半ば。賃上げこそが成長戦略の要。持続可能な社会保障が不可欠」などと述べた。
石破総理の緊急の辞任会見を首相官邸の会見室から中継。日経新聞担当者から質問「辞意の意向を固めたのはいつか。首相の職務はいつまでか」、石破総理は「選挙の責任は最終的に総裁が負わねばならないというのは参院選で敗北したときから思っていた。関税交渉にめどがついた時期が決断のタイミング。今後、総裁選のスケジュールには言及すべきと考えていない」などと回答。時事通信担当者から質問「総裁選には出馬しないのか。衆院解散は考えたのか」、石破総理は「総裁選に出馬はしない。国政に停滞は許されない」などと回答。
石破総理の緊急の辞任会見を首相官邸の会見室から中継。質問「辞任のタイミングは適切か。もっと早く辞める考えはあったか」、石破総理は「合意は大統領令の発出まできちんとやらないと確たるものにならない。ここにおいて政治空白があったとは考えていない。物価上昇を上回る賃上げこそ最重要」などと回答。
今夜のゲストは高尾美穂、松江英夫。
政治部長・元ワシントン支局長・井上幸昌が「石破総理、会見では日米関税交渉が一区切りついたからという説明を重ねて強調していた。ただ、臨時総裁選の動きが本格化していた。昨夜、小泉氏と菅氏が説得をしたようで、辞任を求めたとみられている。あす以降、総裁選の日程が進んでいく。総裁選は簡易型とフルスペック型がある。フルスペックで行った場合1カ月ほどかかり、簡易型は10日ほどでできる。政治空白をどれほど許容するかが一つのポイント」などと述べた。
政治部長・元ワシントン支局長・井上幸昌が「主なポスト石破は高市早苗氏、小泉進次郎氏、林芳正氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏。高市氏と小泉氏が軸になった戦いになるだろうという声が上がっている」などと解説。産婦人科専門医・医学博士・高尾美穂が「短い期間だったが様々なことを考え実行に移されたとよく伝わってくる辞任会見だと思った」、社会構想大学院大学教授・松江英夫が「これからの注目はこの決断を活かす形で自民党が変われるかということ」などと述べた。
石破首相の辞任表明を受けた与野党の反応。臨時総裁選に賛成していた自民党ベテラン議員は「自民党の分裂を回避するという意味ではギリギリ間に合った」と評価。一方で別の議員は「最悪の事態は避けられたが、もっと早く言ってほしかった」と指摘。林官房長官を支持する議員は「ここからポスト石破に堰を切ったように動き出すだろう。近く集まる予定だ」と明らかにした。また、高市前経済安保相支持の議員は「出馬表明はすぐではない。総裁選のルールなどを見てからになる」、小林元経済安保担当相支持の議員は「もちろん出馬する。今回はもっと議員を巻き込める形にしたい」などと話している。国民民主党・玉木代表は「退陣を表明した内閣は死に体となり他国も野党も相手にしないだろう。国政がこれ以上停滞することを回避してもらいたい」などとXに投稿した。
桝太一キャスターによるエンディングの挨拶とエンディング映像。
