自民党税制調査会・小委員会「マルバツ審議」。各省庁や業界からの税制改正要望を査定。マルバツ審議ではこれまで消費税・法人税引き下げなど重要な案件が決まってきた。「103万円の壁」引き上げの議論は?と聞かれた宮沢洋一会長は「意見を言った人はいない。3党(自公国)協議マターだから意見を言ってもしょうがないということだろう」と明かした。慶応大学大学院・岸博幸教授は「昔は官邸が口を挟めないほど税調の意向が強かったが、今回は世間の顔色をうかがっている感じがした。「税調のドン」と呼ばれた山中貞則さんのような大物もいなくなり権力が落ちている」と指摘。国民民主党が求める「ガソリン減税」については「長期検討」1年先延ばしとなった。末延氏は「手続き的には選挙結果を入れているとしているが、実態は国民民主党がキャスティングボート握ってるけど、賛成に回るだろうということが確定的に見られている。政治は実態を示すべき」等とコメント。