世界ランキング1位の選手を襲った悲劇。卓球男子シングルスに登場した中国の王楚欽選手は金メダル大本命だったが、序盤から精彩を欠き、最後まで流れを変えることができず、2回戦で敗退した。実はこの前日、王選手は、混合ダブルスで金メダルを獲得。しかしその直後笑顔が消え、ぼう然としていた。中国メディアによると、王選手たちを撮影しようと殺到したカメラマンが、ラケットを踏んでしまい、折れてしまった。翌日、スペアのラケットで試合に臨むが、まさかの敗退。「敗因は私のパフォーマンスが悪かったことだと思う」と相手選手の勝利をたたえ、ラケットのせいにすることはなかった。