日中韓の外相会談が行われ、サミットの早期開催に向けて作業を加速させることで一致した。ただ、年内開催は難しいとの見方もあり、年明けも視野に準備が進められるとみられる。会談では「軍事偵察衛星」を打ち上げた北朝鮮をめぐる情勢についても意見が交わされ、上川外務大臣は「朝鮮半島の完全な非核化に向けしっかり取り組むべき」だと指摘した。韓国の朴外相は、北朝鮮の非核化に向けた中国側の建設的な役割を要請した。中国の王毅外相は「朝鮮半島で緊張が続くことはいかなる当事者の利益にもならない」とし、対話再開のための行動をとることの必要性を訴えた。