能登の沿岸部には津波が襲来した。地震発生時、タクシーに客を乗せていた濱塚喜久男氏は車を乗り捨て、客と徒歩で高台を目指した。客がいたからこそ迅速な避難ができたといい、いなければ判断を保留して津波にのまれていたかもしれないという。23年5月に珠洲市は震度6強の揺れに襲われ、濱塚氏の自宅は半壊。約500万円をかけて修理し、1月2日には娘夫婦、孫と過ごす予定だったが、今回の地震で倒壊してしまった。住み慣れた土地を離れるべきかどうか、考えていた。
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