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(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
今回は...
1月1日、能登半島地震が発生。家、道路が破壊され、朝市が続いた町では火災に見舞われた。
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- 令和6年能登半島地震馳浩
(NNNドキュメント’24)
届かない 救えない〜能登半島地震から1か月〜
1月1日午後4時10分頃、石川県内は大きな揺れに襲われた。地下の流体がトリガーとなり、複数の海底活断層が次々に連動したとみられる。加えて、特定の周期の振動は木造家屋の揺れを増幅させた。輪島市の中心部は火災に見舞われ、一夜にして300棟もの建物が焼失したという。また、能登へ向かう道路には亀裂が入り、有感地震も相次いだ。倒壊した自宅の下敷きになったり、土砂崩れに巻き込まれるなどし、石川県内の死者は200人を超えた。
使える道路で渋滞が発生し、支援の遅れに拍車をかけた。自衛隊員は物資を背負い、徒歩で孤立集落を目指した。たどり着けたとしても物資は十分とは言えなかった。病院での治療が必要な高齢者はヘリで搬送された。
能登の沿岸部には津波が襲来した。地震発生時、タクシーに客を乗せていた濱塚喜久男氏は車を乗り捨て、客と徒歩で高台を目指した。客がいたからこそ迅速な避難ができたといい、いなければ判断を保留して津波にのまれていたかもしれないという。23年5月に珠洲市は震度6強の揺れに襲われ、濱塚氏の自宅は半壊。約500万円をかけて修理し、1月2日には娘夫婦、孫と過ごす予定だったが、今回の地震で倒壊してしまった。住み慣れた土地を離れるべきかどうか、考えていた。
珠洲市で漁師をしていた男性は二次避難を決断した一方、「人間との関わり合い、目に見えない大切なものもあるので」と住み慣れた土地にとどまる人もいる。暮らしが落ち着く日、心が安らぐ日、どれくらい待てばやってくるのか。
(エンディング)
次週予告
「NNNドキュメント」の次週予告。