今日、中国・習近平国家主席は「マカオ返還25周年式典」に出席。中国・習近平国家主席は挨拶で中国の発展を強調した。今年、中国各地で殺傷事件が相次いだ。先月、広東省珠海市では男が車で人をはね35人が死亡。9月には広東省深セン市で日本人児童が刺されて死亡した。事件の背景として指摘されているのは中国経済の悪化による社会への不満の高まり。江蘇省昆山は職業あっせん業者が集まる町、仲介業者のもとに職探しに来た人が殺到している。職を探す人々は「労働環境が悪い」「求人が少ない」「仕事がなくなった」と話す。仕事の取り合いでトラブルが絶えない。1泊約400円の相部屋で暮らしながら仕事を探す男性(25歳)は「工場の日雇いの日当は200元(約4000円)」「給料がどんどん安くなっている」と話す。中国SNSに投稿された給料未払いを訴えるデモの動画を紹介(Xより)。中国では政権批判につながる投稿は当局の検閲で削除されるとみられているが抗議デモの投稿が相次いでいる。中国で労働者らの抗議デモの投稿が相次いでいる。抗議の実態を分析している香港のNGO団体は「SNSは中国の労働者らにとって早く広く注目してもらう手段となっている。政府でもSNSを完全に規制することは不可能」と指摘。NGOによると、今年上半期で確認できた労働者の抗議デモは719件。SNSに投稿された電気部品メーカーの抗議活動の様子を紹介(中国・広東省佛山市)。3カ月分の給料が未払いだという男性は「家族を養えない。いろんなところから借金している。未払いのままなら私はおしまい」と話す。