ノーベル平和賞の授賞式を今日に控え、日本被団協の代表委員がノルウェー・オスロで会見を行ない、後退しつつある核兵器の情勢に前進が生まれるのではと期待を語った。日本時間の午後10時半ごろ、授賞式のリハーサル会場に到着した日本被団協の代表委員3人はオスロ市長から出迎えられた。これに先立ち代表委員の田中煕巳さんは会見に出席し、日本被団協がノーベル平和賞を受賞する意味について語った。会見には各国のメディアが集まり、田中さんはウクライナ情勢などを念頭に「核兵器で命と財産は守ることはできない」として核兵器の廃絶を強く訴えた。授賞式は日本時間の今日午後9時からオスロの市庁舎で開かれ、田中さんが20分間の演説を行なう。