白山市にある県立翠星高校の部活動「食品科学研究会」の生徒が手軽に栄養補給ができる甘酒を使ったようかんを開発し珠洲市の仮設住宅に暮らす被災者に届けた。7日は部長の上谷菊環さんや高校の校長らあわせて3人が珠洲市の健康増進センターを訪れ市の担当者に甘酒を使ったようかん1250本を届けた。その後近くの仮設住宅に移動、被災者に一つ一つ手渡していた。上谷さんら部活動のメンバーは甘酒には栄養が豊富に含まれていることからようかんに加えることで栄養補給もできる非常食を開発したという。上谷さんは去年の能登半島地震で輪島市町野町にある父親の実家に帰省していたときに被災し、避難所で4日間過ごした経験から手軽に食べられる非常食を作りたいと部に提案したという。上谷さんたちはクラウドファンディングを活用しておよそ5000本のようかんを作っていて、2月中旬までに奥能登地域の自治体に届けるという。