パリ五輪まであと45日。2大会連続五輪に挑む高飛込・荒井祭里(23)。荒井が出場するのは、高さ10メートルから飛び込む「高飛込」。女子は5回の演技の合計点で競う。荒井は、自身の「武器」「持ち味」について、ノースプラッシュと話す。水しぶきが少ないこそ、高得点に欠かせないポイントだという。飛び込みをイメージしながら「宙返り」さらに、「ダッシュ」「筋トレ」「体幹」など、水中での練習よりも地上での練習に時間をかけていた。2017から22年まで日本選手権6連覇。2021年5月にはW杯で日本選手初となる個人で銀メダルを獲得。しかし、東京五輪では「ノースプラッシュ」を披露できず、予選敗退。その後、右足すねを疲労骨折。現役引退も頭をよぎる中、あえて競技のことを考え続けた。そして、ケガから7ヶ月、世界選手権で11位に輝き、日本水泳陣第一号パリ五輪代表内定を獲得した。