都内にあるオムライスの専門店では、多い日には400個もたまごを使っているという。しかしその高騰で、仕入れ値が数年前より月に8万円から10万円も上がっているという。今から2年前、鳥インフルエンザの流行に伴いスーパーや外食チェーンからたまごが次々と消えた「エッグショック」。当時たまご1kgあたりの卸売価格は過去最高値の350円まで上がったが、今月24日には325円まで再び上がってきている(JA全農たまご)。昨シーズンの鳥インフルエンザと飼料代の高騰なども重なり、エッグショックに迫る高値となっている。北海道白老町の養鶏場で今シーズン初めて鳥インフルエンザが確認され、北海道内のたまご用の鶏約1割を占める45万9000羽が殺処分の対象となった。政府は関係閣僚会議を開催し、鳥インフルエンザの全国的な流行を警戒している。茨城県五霞町の玉子焼き専門店では、おせち需要が増える年末年始を前に仕入先を新規開拓し、必要なたまごをすでに確保したという。2年前のエッグショックではたまごを仕入れられず、厚焼き玉子を販売できない事態にまで追い込まれたという。しかし万が一関東で今年鳥インフルエンザが出た場合、それも出荷できなくなるかもしれないという。今後のたまごの価格について専門家は、大規模な鳥インフルエンザが発生した場合需給がひっ迫し“過去最高値”を更新する可能性もあるという。一方鳥インフルエンザが流行しなければ、年明けの価格は200円台に落ち着くと分析している。
