日本相撲協会はきょう臨時理事会を開き、元横綱・白鵬である宮城野親方の退職届の受理を発表した。これにより宮城野親方は今月9日付で日本相撲協会を退職することとなった。元横綱・白鵬の宮城野親方は16歳で初土俵を踏むと勝ち星を重ね22歳の若さで横綱に昇進。幕内優勝回数は歴代最多の45回で通算1093勝をあげるなど稀代の大横綱として角界を牽引し、4年前に36歳で現役を引退した。引退後は宮城野部屋を継承し師匠を務めていたが、去年に元幕内・北青鵬が弟弟子に行った暴行問題の監督責任を問われ2階級降格と報酬減額により部屋は事実上の閉鎖となった。その後宮城野親方は弟子らと伊勢ヶ濱部屋へ転籍し、部屋付きの親方として指導にあたっていた。今回提出された退職届については伊勢ヶ濱親方が説得にあたったという。退職の理由については伊勢ヶ濱親方が定年退職して同じモンゴル出身で年下の照ノ富士の下につかなければいけないのは非常に屈辱的であり、プライドも人一倍高いから現状に我慢できなかったのではないかとのこと。宮城野親方は近日中に会見を行う予定となる。