今年3月、当時、兵庫県の幹部職員だった男性は斎藤知事のパワハラなどを告発する文書を配布したが、県は核心的な部分は事実ではないとして男性を停職3か月の懲戒処分とした。その後、疑惑を調査する百条委員会が議会に設置され、元幹部職員は、今週、証人として出頭する予定だったが、今月7日、亡くなった。関係者によると、元幹部職員が百条委員会で発言する内容をまとめた陳述書や疑惑に関する音声データが残されていたという。その音声データには知事が出張で訪れた地域のワインについて、「私も飲んでみたい、折を見てお願いします」などと発言した内容が録音されていたという。いずれも遺族によって百条委員会に提出されていて、委員会側では明日、取り扱いを検討する予定。