柔道の全日本選手権が今月29日に行われる。1948年に始まった柔道の全日本選手権。五輪、世界選手権とあわせて、柔道三冠と呼ばれる権威ある大会。全日本選手権では、長年試合時間内で勝負が決まらない場合、審判の旗判定が行われていた。ただ2017年からは、国際ルールに対応して旗判定を廃止し延長戦を導入。国際大会の選考にもつながる大会であったことが、大きな要因だった。それが今回、8年ぶりに旗判定が復活。指導の数などによる決着ではなく、より積極的な柔道を求めるためだという。全日本柔道連盟審判委員会・大迫明伸委員長は「より柔道の魅力を楽しんでもらうためには、反則を狙うような、相手に指導がいくような柔道をするのではなくて、攻撃をどんどんやってほしい」と語った。
今月21日に行われた全日本女子選手権は、変更されたルールで実施された。初優勝を果たした瀬川麻優選手。準決勝では序盤から攻め続けて判定勝ちを収めた。瀬川選手は「先五勝負して、先に先にということで、自分のペースでやっていくことを意識してやっていけた」と語った。判定では、攻める姿勢がこれまで以上に重視されるだけに、スコアには表れない攻防にも注目。全日本柔道連盟審判委員会・大迫明伸委員長は「中身を見て確かに柔道で買っていた方を勝ちにする」と述べた。旗判定の復活以外にも、今大会は決勝の試合時間が4分から8分に延びるなどの変更がある。
今月21日に行われた全日本女子選手権は、変更されたルールで実施された。初優勝を果たした瀬川麻優選手。準決勝では序盤から攻め続けて判定勝ちを収めた。瀬川選手は「先五勝負して、先に先にということで、自分のペースでやっていくことを意識してやっていけた」と語った。判定では、攻める姿勢がこれまで以上に重視されるだけに、スコアには表れない攻防にも注目。全日本柔道連盟審判委員会・大迫明伸委員長は「中身を見て確かに柔道で買っていた方を勝ちにする」と述べた。旗判定の復活以外にも、今大会は決勝の試合時間が4分から8分に延びるなどの変更がある。