益城町は2度に渡って震度7の揺れに襲われ、住民の半数が避難した。8年経った現在、新しい住宅も増えた。道路の拡張工事なども行われ、災害に強いまちづくりが行われている。竹内さんは「益城町復興まちづくりセンター にじいろ」を訪れた。復興の歩みを知り、未来を考える場所として作られた。ホームレスや生活困窮者を支援する民間団体の代表、高木さんは家を失った益城町の被災者が住んだみなし仮設への見守り支援を町の社会福祉協議会からの委託で行っている。みなし仮設は元々あるアパートや戸建の住宅に避難する。プレハブの仮設住宅に比べて住環境が良くプライバシーも守られる。益城町では約1500世帯が熊本県内各地のみなし仮説に移ったが、集団で住んでいる地元の仮設住宅以上にみなし仮設は外からは誰が被災者でどのような助けを求めているかがわからないという問題がある。被災者を狙った訪問販売のトラブルもあった。見守り支援は2020年3月で終了したが高木さんがその後も個人的に支援を続ける被災者の女性がいる。女性には持病や障がいがあり生活で困らないように支援をしている。