東京・目黒区はおよそ400億円かけて区民センターなどを再整備する計画について当初より100億円近く費用がかさむ見通しを明らかにした。区では計画を大幅に見直す方針で完成は少なくとも2年程度遅れるとしている。目黒区は体育館やホール、図書館などを備えた区民センターについて、近接する美術館や公園、小学校とともにおよそ400億円をかけて再整備する計画だった。しかし事業者から予算内での実施は難しいという考えが示され公募を中断していた。きょうの会見で目黒区の青木英二区長は人件費や材料費の高騰により同じ内容の工事を行う場合、当初の想定よりおよそ94億円事業費がかさむという試算を明らかにした。区では計画自体を大幅に見直すことになり2034年度中を予定していた区民センターのオープンは少なくとも2年程度は遅れる見通し。一方、小学校については一連の再整備とは切り離して先行して建て替えることも検討するとしている。