東京有数の桜の名所、目黒川で桜の見頃は過ぎているのにカメラを持った人たちがたくさん集まっているのは“推し活”の舞台として注目されているためだ。東京を代表する桜スポットの目黒川は、見頃を過ぎ葉桜が目立ち始めているがいまだに写真を撮る人たちであふれている。撮影者のお目当てはぼんぼりだ。よく見ると、アイドルやアーティストの名前、そしてメッセージがあちらこちらに。これはアイドルのファンらが出した「応援広告」。もとは韓国のアイドルファンが始めた文化で推しの誕生日やデビュー記念日をお祝いするためにファンが自らお金を払い掲載する広告のこと。目黒川ではおよそ3000個あるぼんぼりのうち、一般枠として500個分を1つ3500円で募集し、200個ほどが応援広告として埋まっ た。これを目当てに桜の見頃が終わりかけの今も人が殺到。こうした動きについて、さくらまつりを主催する中目黒駅前商店街振興組合の本橋理事長は「2から3年前くらいから急に多くなったと感じている。」などと話す。それでも応援広告がまつりの盛り上げに一役買っていると話す。、ほかには広告代理店が間に入ってタレント事務所に画像などの使用許可を取り、誰でも簡単に駅などに広告を掲載することができるという。問い合わせも増加傾向で屋外ビジョンや映画館の広告なども取り扱っているという。