豪雨により所有していた7割以上にあたる44台の車両が水没する大きな被害を受けたタクシー会社があった。豪雨から5年となる今日、タクシー会社では社長自ら乗務員に対して安全運転を呼び掛けていた。豪雨の後、この会社には利用者から「被災地を知りたい」という依頼が相次いだ。そこで令和2年からは「語り部タクシー」として乗務員が豪雨当日の様子を語りながら被災地をめぐっている。平井社長は「変わったところも含め、町が良くなったところも案内していけたらなと思い、日本各地で同じような災害が起きているので、真備のことで勉強して思い出してもらい、少しでも被害が少なくなればいい」と話した。