山形県は漆の生産が盛んとは言えないが一部の山林では、良質の漆を取ることができる。漆芸家・佐藤学さんは23年前から地元産の漆にこだわった作品作りを続けている。町が地域振興策としてかつて奨励した漆工芸。佐藤さんは町立の育成施設で漆工芸の基礎を学んだ。人口減少、職人の高齢化などで施設は閉鎖。漆芸家も徐々に減り、活動しているのは佐藤さんただ1人。手間暇かけた熟練の技に今、再び注目が集まっている。「真室川町の漆で修理をしてほしい」という依頼が相次いでいるという。
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