のぼりべつクマ牧場は、母グマを失った野生のヒグマを受け入れ1958年に開園した。人工繁殖を重ね、今では65頭が暮らしている。全国でクマによる被害が過去最多ペースで増加しており、中でも北海道にのみ生息するヒグマは30年間で約2倍にまで数を増やした。近年はヒグマが山をおり、市街地にまで姿を見せるケースが相次いでいる。秋にクマは冬眠に向けて食べ物を探すため活発になるが、主食は炭水化物、脂質が豊富なドングリ。しかし今年はドングリが不作で、エサを求めて人里におりてくるクマが増加傾向にある。また昨今温暖化の影響で積雪が減少し、エサを探せるようになり冬眠が遅れることで冬でもクマに出会う可能性があるという。ヒグマの爪の長さは5~8cmで、かぎ爪が特徴。走るスピードは時速40~45km。クマの怖さは殺傷能力の高い鋭い爪と、人間では逃げ切れない足の速さにある。またクマの嗅覚は犬の約6倍で、数キロ先のにおいも嗅ぎつけるという。
