クマ対策が進む知床で現地取材を行った。知床自然センターは、知床国立公園の利用案内を行う施設。知床財団では人里に出没したヒグマの特徴を細かく記録し、個体識別を行っている。個体識別を行うことで人を襲う危険があるクマかどうかを管理し、どう対応していくかの検討材料とするという。ヒグマが出没したという通報が入ると、知床財団は状況確認を行うために情報があった場所へと向かう。通報は1日に3~5回入るという。時には観光客がヒグマにエサをやってしまうこともあり、エサの味を覚えると人里に来る可能性があるためそのクマを捕殺するしかなくなるという。重要なのはヒグマを人里に近づかせないことだといい、斜里町ではウトロ地域を約7km電気柵で囲んでいるという。電気柵が初めて設置された2006年は49件だった市街地でのヒグマ目撃数は、翌年5件にまで減少した。ヒグマが開けられないように対策したゴミ箱「とれんベア」は、旭山動物園などで何度も検証を重ね開発された。中が見えず臭いがもれにくく、ロック式で強度が万全だという。
