北海道・知床は北半球で最南端の流氷観測地。シベリアから流れてきて海を覆い尽くす流氷を見た近藤サトは「乗れるの?」と不安を口にしたが、「乗る」と決意を語った。教えてくれるのはネイチャーガイド歴11年の吉田理人さん。ヒグマとの年間遭遇数は200回を超えるという。今年の流氷は史上最も遅い。流氷の観光シーズンは2月だが、2月18日になって初めて観測された。流氷は見るのも乗るのも天気と運次第。ロケ日は時期にも天気にも恵まれた。落ちるかもしれないワクワクを楽しみながら歩くのが大事だという。海に落ちてしまった時に備え、ドライスーツを着用する。海岸線を歩いて大きな流氷を目指した。海岸線には丸みを帯びた石がたくさんあった。流氷に削られ、角が丸くなるという。大きな流氷に到着すると上を歩いた。流氷を歩けるのは日本では知床だけ。