石川・珠洲市の大部分、能登町の全域では各家庭、事業所への郵便物の配達が再開された。また、珠洲市の高校は午後の授業を再開。ボランティアによる炊き出しで昼食も用意された。輪島市で再開した接骨院を訪れた80歳の男性は家具の片づけなどで足から腰にかけての痛みを訴えていた。正木宏治院長は「片づけ、水くみが毎日になると結構、堪える。そうなってくると、どこかで治療が必要」と語った。また、国は新たな交付金制度を創設すると発表。石川県内の6つの市と町で自宅が半壊以上の被害を受けた高齢者がいる世帯などを対象に、最大300万円を支給するという。対象にならない世帯に対して、石川県独自の取り組みで支援するといい、馳浩知事は「国・県あげて被災者の生活支援を全力をあげて支援していく」などと語った。知事は仮設住宅について、来月末までに着工する予定の戸数を4000戸から4600戸に引き上げる考えを示した。
住所: 石川県金沢市鞍月1-1