自民党総裁選挙はあすが投開票。決選投票をにらんでカギを握る国会議員票を巡る各陣営の動きが激しくなっている。脱派閥が問われる形でスタートした総裁選。最終盤にきてまとまった票を獲得しようと派閥トップに支援を要請するなどなりふり構わぬ動きが表面化している。自民党・石破元幹事長は「日本国のためこの戦いは必ず勝つ。その決意であと1日全力をつくしてまいります」とした。石破元幹事長はけさも選対会議を開き情勢分析を行った。石破元幹事長は複数の派閥トップとの面会を摸索しているという。未だに安倍派に影響力を残す森元首相は電話で安倍派の議員に小泉氏支持を呼び掛けているとのこと。安倍派の参議院議員はけさ15人が国会内で会合を開いた。関係者によると決選投票ではまとまった動きを摸索している。高市氏はきょうも議員宿舎にこもり国会議員に電話かけを行うなど支持拡大を図っている。脱派閥が問われる今回の総裁選では、これまでは派閥が見える動きはマイナスになると各陣営は控えてきたが最終盤にきて表面化している。ある陣営幹部は「ここまできたら派閥だろうが何だろうが頼れるものはすべて頼る」と話すなど、議員票をめぐる駆け引きは激しさを増している。