現職の泉氏を含め4人で争われた立憲民主党代表選。1回目の投票ではトップの野田氏も過半数に届かず枝野氏との決選投票にもつれ込んだ。国会議員ら・都道府県連共に野田氏が上回り勝利となった。解散総選挙の観測が高まる中、保守中道を打ち出した野田氏を新たな顔に選んだ立憲民主党。野田氏はあす午前中までに党役員の骨格人事を決める予定。現職の代表でありながら古株の代表に挑まれた末に敗れた泉氏は「悔しいし、両横綱に思いっきり上手投げを打たれたという感じ」などと述べた。野田政権時代に消費増税をめぐり反旗を翻し離党しながらも今回支援に回った小沢氏は「良かった。応援した1人だから良かった」と話す。迎えうつ自民党の総裁選は今週金曜日。終盤に入り、世論に変化が起きている。週末、番組が行なった世論調査。自民党支持層に聞くとトップを走るのは石破氏だが、高市氏が支持を大きく広げ小泉氏に1ポイント差まで迫っている。ただ、国会議員票については取材によると石破氏・高市氏は30票台半ば、小泉氏は60票前後と大きくリード。いずれにせよ三つ巴の構図が見えている。総選挙へ向け、他の野党との関係はどうするのか。野田氏は維新とは選挙での連携も視野に入れる一方、共産党との共闘は見直す考えを示している。しかしその相手・維新の馬場代表は「自公の過半数割れという点は目標を共有するが、まずは来る総選挙にお互いに全力でぶつかっていきます」と述べた。