石破総理の進退が焦点となるなか、自民党は近く両院議員総会を開催することを決めた。おととい開かれた両院議員懇談会では出席者の約8割が総理の退陣を求める意見だったという。両院議員総会を求める署名が党所属の国会議員の3分の1以上の120筆を超えたため開催が決まった。総会で退陣要求などの議案に過半数が同意があれば石破総理の退陣につながるとみられていた。一方、ここへ来て自民党側からは「党則に総会の中で総裁を辞めさせる規定はない」との見解も出ている。さらに総裁選の前倒しについては「総会で決定しても最終的には総裁選管理委員会が判断する」との説明もあったという。石破降ろしを加速させたい議員の一部はリコールにより総裁選を臨時で実施しようとしている。リコールの動きが活発化するかが今後の焦点となる。
