2022年、人工衛星が硫黄島で海岸に打ち上げられた船の残がいを見つけた。軍の記録を調べたところ、この船は第二次世界大戦中のものだとわかった。勝利したアメリカ軍は硫黄島に基地を作ろうとしたが、海岸の波が荒すぎて船をつけることが困難だった。波よけのためにコンクリートでつくった船を沖に何隻も沈めて防波堤の代わりにした。硫黄島は海底火山の噴火で隆起した島で、毎年数十センチずつ隆起を続けている。そのため、沖に沈められたコンクリート船が押し上げられ、打ち上げられたかのように姿を現した。
© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.