磯子区の商店街の近くには台湾出身元日本兵の慰霊碑がある。台湾出身の元日本兵・呉正男さんの願いは、日本人の手で慰霊碑を建ててほしい。呉さんは16歳で陸軍に志願し、特攻作戦の参加を名乗り出ている。日本の植民地だった台湾の若者が日本兵としてアジア太平洋戦争を戦った。およそ21万人が軍人・軍属として送られ3万人以上が戦死。終戦時、北朝鮮にいた呉さんがソ連軍に囚われシベリアへ抑留。呉さんはカザフスタンで運河の建設などに従事し、空腹と熱病に苦しめられた。2年間の抑留を終えると日本で華僑系金融機関の幹部となり、1981年には番組取材を受けている。ソ連抑留が長引いたことが幸福だという呉さん。戦後台湾に戻った元日本兵には様々な苦難が待ち受けていた。
