福岡県福津市津屋崎にある福岡県立水産高校は、水産業や海運業など海に関わる人材を育成し地元の産業を支えてきた。地元の海に潜って、ダイビングの技術や知識を学ぶ授業もある。3年生の湊悠雅さんは、この海に潜ったことがきっかけで潜水士を目指すようになったという。この日は溺れたダイバーを救助する訓練で6時間続いた。近年、津屋崎の海では海藻がなくなる磯焼けと呼ばれる現象が起きている。その原因のひとつが、海藻が好物のムラサキウニ。湊さんたちは自主的にウニを駆除する取り組みを行っていて、持ち帰ったウニに海藻を与え身入りをよくすることで食品として流通させようとしている。