- 出演者
- ヒロミ 山崎夕貴 石田晋太郎 細谷俊一郎
オープニング映像。
夏といえば海だが、ヒロミはハワイを含めて最近は海へ行っていないと語った。
- キーワード
- ハワイ(アメリカ)
今回は「おはミの同業者サミット」。同じ業界の起業家2人がビジネスの未来や悩みを話し合うことで業界の最新事情がいち早くわかる同業者会談。ゲストはウニノミクス代表取締役社長・石田晋太郎さん&さかなドリーム代表取締役CEO・細谷俊一郎さん。日本の水産業界の市場規模は約1.7兆円。世界的な日本食ブームで魚の需要が高まる一方で、漁獲量は1984年をピークに3割まで減少。気候変動などで世界の水産業界が危機に直面している。豊かな海を未来へ残す新ビジネスとは。万博で話題となったウニ、世界初の養殖アジがスタジオに登場。
オープニング映像。
ウニノミクスのビジネスは、厄介者の「痩せウニ」を極上グルメに!。海の砂漠化(磯焼け)は海藻が減って海底の岩がむき出しになる現象。魚のすみかが消え生態系が崩れる原因になる。その原因の1つが大量発生したウニ。日本近海の砂漠化の3割がウニによるともいわれる。問題を引き起こすウニはほとんどがスカスカの痩せウニ。あえて痩せたウニを漁師に獲ってもらい、それを買い上げ、自社施設でおいしく育てる。現在は12週間で出荷でき、年間40トンを出荷している。ノルウェー国立海洋研究所で眠っていた研究を改良したという。
さかなドリームのビジネスは「世界一おいしい魚をつくる!」。漁業の市場規模1.7兆円のうち、養殖業で約7,000億円。品種改良の研究で世界をリードする東京海洋大学・吉崎悟朗教授と設立した「さかなドリーム」が世に送り出したのが世界初の養殖魚「夢あじ」。今までにない世界一おいしい魚の開発・生産を目指す。カイワリ(スズキ目アジ科)は全長20~30cmほどで養殖が難しく流通量が少なかったが、金アジ(マアジ)とかけ合わせることで育てやすく美味しい魚「夢あじ」になったという。人為的に生み出した品種なので生態系を守るため、一代限りで生殖能力は持たせないことを自主ルールとして定めた。
同業者だから聞きたいことを質問。ウニノミクス・石田さんの質問は「根強い天然モノ人気 どう思っている?」。肉などと異なり、魚は天然モノ人気が根強いと感じている。さかなドリームの共同研究者である吉崎教授は「今の時点では天然モノの方がおいしい。そこにビジネスチャンスがある」と考えており、細谷はそこを変えていきたいと語った。
同業者だから聞きたいことを質問。さかなドリーム・細谷さんの質問は「ウニを育てるうえで一番の難しさは?」。石田さんはビジネスと品質のバランスを見極めて良好な状態を作り上げるのに相当な年数を要したと答えた。ウニは割ってみるまで大きさが分からないのも苦労した点だという。
大阪・関西万博に出店中の「スシロー未来型万博店」にウニノミクスが提供したウニが話題となった。細谷は「スシローとの提携で描くビジョンは?」と質問。ウニノミクスは「スシロー」「京樽」などのブランドを展開する株式会社FOOD&LIFE COMPANIESと提携。世界的な環境問題の解決に取り組む大規模な拠点運営のために大企業の力が必要と考えている。
石田は「世界一のうまさ」をどう消費者に伝える?と質問。細谷は豊洲市場の厳しい目利きから逃げず、妥協なく品質を突き詰めていくと答えた。世界初の養殖魚開発にはさかなクンも携わっていたと明かした。あじに続く魚も開発中で将来的には「ゆめ丼」を作りたいという。
「発掘!スタートアップ ヒロミのおはようミーティング」の次回予告。
「ボクらの時代」の番組宣伝。