- 出演者
- ヒロミ 山崎夕貴
今回は新企画「おはミの同業者サミット」。同じ業界の起業家2人がビジネスの未来や悩みを話し合うことで業界の最新事情がいち早くわかる同業者会談。健康食品の市場は1.7兆円を超え、今後も広がりが予想される。食品業界に旋風を巻き起こすベースフードの橋本舜代表取締役CEO&BitaPの千葉のどか代表取締役CEOに来てもらった。
オープニング映像。
ベースフードのビジネスを紹介。公的機関が策定した食事摂取基準に基づき1食に必要な栄養素がすべて必要量以上に含まれる食品「完全栄養食」を提案。完全栄養食の国内市場は2024年に300億円に迫る見込みで、ここ5年で20倍以上に成長した。ベースフードは「ベースブレッド」を稼ぎ頭に年商152億円。ベースブレッドをスタジオで試食した。パッケージの裏面には含まれている栄養素がビッシリ記載されていた。食物繊維・カルシウム・ビタミンなど全部で29種類の栄養素が含まれる。コンビニやオンラインで販売中。
バイタップのビジネスを紹介。一人一人の腸内細菌に合った食事を提案する。千葉CEOは腸内細菌の研究で理学博士号を取得。検査キットなどで腸内細菌を調べ、腸内細菌に合う食事を提案するデータベースをつくる。便秘の人に多く存在する悪玉菌「Bilophila」(ビロフィラ)がいた場合を例に説明してくれた。ビロフィラを保有する人が食べると便秘の改善が期待できる食品として、ゴボウ・玉ねぎ・菊芋が表示された。データベースは一般消費者だけでなく、食品メーカーでの活用も期待される。千葉さんによると科学論文雑誌「Cell」(2015年)の発表をはじめ、6000本以上の論文で腸と脳・メンタルの関連性が報告されているが、現在の栄養学には腸内細菌は含まれていないという。ヒロミはインフルエンザに罹ったことがなく、体調不良で仕事を休んだことはないと語った。
同業者だからこそ聞きたい本音をぶつけ合ってもらった。千葉さんの質問は「創業初期にやってよかったことは?」。橋本は 「主食を作るという目的からブレずやることを絞ったこと」と答え、「栄養バランスが良い主食を作り続けることにこだわっている」と語った。最初の1年間はひたすら麺を打っていたという。
同業者だからこそ聞きたい本音をぶつけ合ってもらった。橋本さんの質問は「収益の柱は何ですか?」。千葉さんは「B to Bで収益を得たい。当面は献立監修をやっていきたい」と答えた。橋本さんのベースフードはオンラインがストック型売上(顧客との契約が継続することで定期的に繰り返し収益が発生するビジネスモデル)になっている。効率よく事業を行う工夫をしておくと、資金を得た時に革新を起こせると語った。千葉は多額の資金の使い方も質問。橋本は大きなお金が入った時に考えることに意味があると語った。10億円の使い道を聞かれた山崎アナがブランド物を買うと答えると、ヒロミに「うちのママと一緒」と言われてしまった。
続いて千葉さんから橋本さんへ「休日は何をして過ごす?」と質問をした。橋本さんは「例えば起業家で何をやればいいか分からなくなる人がいる。ずっと公園しか歩けなくなったときにパッと出てきたりする」などと答えた。
続いて橋本さんから千葉さんへ「腸内細菌の最先端を教えて」と質問した。千葉さんは「個人の腸内細菌に合ったパーソナライズド食の提供」と答えた。
ヒロミは千葉さんの腸内細菌ビジネスはワンちゃんネコちゃんなどのペットでやったらどうかと提案した。
「発掘!スタートアップ ヒロミのおはようミーティング」の次回予告。
「ボクらの時代」の番組宣伝。