神戸市の王子動物園で行われた国内最高齢、28歳で息を引き取ったジャイアントパンダ「タンタン」の追悼式。24年前、阪神淡路大震災で傷ついた神戸市民の心を癒やそうと中国から「コウコウ」とともにやってきた「タンタン」食べ物へのこだわりや、その愛くるしい姿から通称は“神戸のお嬢様”。2020年には中国に帰る予定でファンをモヤモヤさせたが心臓の病気などを理由に、返還は延期に。検査の際に自ら腕を差し出したりレントゲンを撮る姿がかわいいと闘病中でも人々を癒やしてきた。追悼式には、最後のお別れをしようと一般参列者100人が出席。会場に入った瞬間、泣き出してしまう人も。式ではタンタンの28年間を振り返るメモリアルムービー。グルメなタンタンのために笹部会の皆さんが24年間、週3回、4種類の笹を届け続けた。