エンゲル係数が歴史的な高水準になっていると共同通信が報じている。過去40年で最高となったのは37都市。全国平均では直近5年間が27.5%で2015年からの5年間と比べておよそ2%上昇している。都市別で見ると食い倒れの町、大阪市が唯一30%を超える31.2%でトップとなり、続く青森市、神戸市も30%に迫る29.6、29.2となっている。食費の負担が重くなれば他に支出を回せなくなるためエンゲル係数は暮らし向きを示す指標ともされている。近年の食品の値上げラッシュが生活の重荷となっている現状が浮き彫りになった形だ。
