昨夜からの円相場の激しい値動きでリーディングルームでは緊張した雰囲気で現在は149円25銭前後で取引されている。日本時間の昨日午後11時過ぎ、円相場は一時節目となる1ドル150円台をつけ約1年ぶりの円安水準となった。米で発表された経済指標が市場の予想を上回り、日米の金利差が拡大するとの見方から金利の高いドルで資金を運用しようと円売るの動きが強まっていた。円相場はその直後から150円台から147円台前半まで3円近く瞬間的に円高方向に進んでいた。市場では為替介入が入ったのかという観測も入り、149円台に戻るなど荒い値動きとなった。今朝神田財務官は為替介入の有無についてコメントを避け、市場では政府と日銀による為替介入への警戒感が一段と高まり神経性が続いている。株式市場では値下がりが続き、午前の日経平均株価は600円以上値下がりし、約4ヶ月ぶりに3万1000円台を割り込んでいる。米の売上げが長期化するという見方から景気後退への懸念が浮上し、米の株式市場は値下がりが続き、日本の株価も値下がりが続いているという。