北陸新幹線で東京と福井は乗り換え無しで繋がり、福井の人気スポットは駅から遠く点在。福井駅から永平寺までの道のりは約15キロで福井駅と直接結ぶバスの本数は1日6本だった。その他の観光地も同じ状況で電車やバスを乗り継ぎながら様々な観光地を1日で回りきるのは困難だという。こうした状況に対応しようと始まったのが約20年ぶりに復活した定期観光バスで土日を中心に北陸新幹線4の駅から運行。主な観光地などを巡る全11ルートが予定されている。福井駅を午前9時に出発するバスは恐竜博物館と越前大仏を入場料込みで5500円で観光する事が出来る。お昼過ぎには福井駅に到着しバスを乗り継げば永平寺や戦国大名の朝倉氏の城下町の遺跡も1日で回りきれる。20年近く定期観光バスの運行が無かった事でガイドを1から確保し新たに10人を採用。福井市出身の村上仁美は福井の情報をSNSで発信する地元のインフルエンサーだった。海の幸や越前そばと言 ったご当時グルメに加え東尋坊や恐竜博物館などの見どころの情報を広め、SNSのみならず訪れた人達に直接魅力を伝えたいと名乗りを上げている。村上はインフルエンサーの視点を生かし福井を訪れた人達を出迎える為、駅周辺に設置された恐竜のモニュメントについてガイドしている。観光地までの快適な移動や魅力的なガイドなど観光バスの運行は今日から開始。はぴバスは今日も含め今月1杯はまだ余裕があり、恐竜博物館に向けては拡張現実の技術を活用した車内で恐竜の世界を味わえる特別な列車も6月から運行されるという。