芦ノ牧温泉から車で40分ほど、600年以上の歴史を持つ温泉地へ。お湯が見つかったのは1384年で干支が甲子(きのえね)の年だったことから甲子(かし)と名付けられたと伝えられている。階段を降り橋を渡ると湯小屋がある。大岩風呂に入ってみると深さはおよそ1.2mで立って入るお風呂となっていた。150年以上前からあると言われるこの歴史あるお風呂は縦15m・横5mと広々とした作りになっている。湯船の底からはぷくぷくと泡が浮き上がっていた。足元から自噴する源泉は31度でそこに45度のもう1つの源泉が注がれ、湯船全体でおよそ40度に保たれている。湯船の中にある大きな石に腰をかけてみると、ちょうど良く肩までゆっくりとつかれるようになっていた。