原発事故からの復興が進む福島県大熊町ではイチゴで地域を盛り上げようと奮闘している。イチゴの栽培工場「ネクサスファームおおくま」は、避難指示が一部解除された6年前に農業の再生を目指して整備された。震災後宮城県の食品加工会社の再建を行ってきた徳田さんは町からの誘いで参加したという。イチゴの生産量を徐々に増やし販路を開拓、今では東京ドームと同等の広さで年間約23万パックのイチゴを栽培している。現在は全国的に生産の少ない夏のイチゴの最盛期を迎えていてケーキとかに使われる小さいもので味は酸味があるものだという。夏のイチゴは約4倍成長スピードが速いためハウス温度や湿度など環境づくりが重要となるがこの施設では全てコンピューターで管理している。大熊町唯一の喫茶店「レインボー」では大熊町のイチゴを使ったメニューを考案し提供している。46年前にオープンし憩いの場だったが原発事故後に営業停止、3年前に復活をしてほしいとの声があり街の商業施設内で再開、オープン当時からあるランチメニューも復活させたという。