秋田県は毎年、県内の民間企業などを対象に労働条件などを訪ねる実態調査を行っており、今回は去年9月末現在の状況について1,145の事業所から回答を得た。それによると、1歳未満の子どもを持つ育児休業の取得率は女性が前年比0.3ポイント低い95.3%となった一方、男性は前年比14.7ポイント増加し32.6%となった。男性の取得率が前年を上回るのは13年連続で、過去最高を大幅に更新した。男性の育児休業を巡っては、おととしから妊娠・出産の申し出をした労働者に取得の意向を確認することが義務付けられた他、育児休業を2回に分割して取得可能となるなど取得を促す動きが進んでおり、これによって県内の取得率も大きく上昇したものとみられる。