立憲民主党の代表選挙は続投を目指す泉代表が推薦人集めに苦戦し出馬表明ができていない。泉氏の出馬を難しくしている最大の要因は、出馬の意向を固めている野田元総理大臣の存在。泉氏は4月の衆議院の補欠選挙で3戦全勝するなど岸田政権を追い込んだという実績はある。ただ、野田氏とは中道保守で路線が重なるほか、党内からは「小泉進次郎政権を想定して選挙の顔を選ぶなら重みのある野田さんしかいない」といった声が上がる。野田氏は週内にも正式表明する見通し。すでに枝野前代表が出馬を表明しているほか、当選1回の吉田晴美議員が出馬の意向を表明するなど女性候補者を擁立する動きもある。重鎮や女性候補の名前も挙がり泉氏の再選へのハードルは高くなっている。