日本時間けさ、アメリカ・ワシントンでアメリカ側と協議を終えた赤沢大臣は、きのうから発動した相互関税について齟齬はないと強調した。合意に沿っていない形で追加の関税が適用されたことについては「極めて遺憾」と述べた。本来合意では、15%未満の品目は15%に引き上げ、15%以上の品目は据え置くはずだったが、一律15%が上乗せされていた。それにより、6.4%だったマヨネーズは15%となるはずが21.4%に。牛肉は26.4%で据え置きのはずが41.4%に関税が引き上げられる事態に。赤沢大臣は、「アメリカ側が今後大統領令を修正し誤って取り過ぎた関税は払い戻すと説明があった」と明かした。またその際、自動車関税の引き下げも同時に行われるという。ただ、修正がいつ行われるかについては適時とされており、時期は不透明な状況。明海大学の小谷哲男は「閣僚級の会話が共有されていなくて、他の事例と同じく追加関税だと理解した。合同文書を作らなかったが故にこうなったと考えられる。修正には大統領の署名が必要なので2カ月近くかかる可能性がある。」などと話した。